施術内容
和らぎ治療院がお手伝いできること
リンパ浮腫のケアについて
リンパ浮腫のケアは「スキンケア」「リンパドレナージ」「圧迫療法」「圧迫下での運動」があります。
圧迫療法
皮膚の外から弾性包帯や弾性ストッキングで壁を作ってあげることで、リンパ液が正しく流れるように誘導することができます。
圧迫療法には、弾性包帯を巻く方法と弾性着衣(ストッキング、スリーブ)を着用する方法があります。
最初は集中的にケアを受けていただき、患肢のサイズダウン及び、皮膚の状態の改善を図り状態が落ち着いてきたら弾性着衣のストッキングやスリーブを選ぶのが最適かと思います。
ただ、お勤めされている方などバンデージが巻けない環境の方にはストッキングやスリーブをすぐに処方させていただくことがあります。
ドレナージ
リンパ液はそれぞれ流れていくリンパ節が決まっています。
そのリンパ節が機能していないと、行き場所を失ってむくみがおこります。
行き場所を失って、流れの悪くなったリンパ液を流れるところまで誘導してあげます。
リンパ液の流れはとてもゆっくりです。
それにあわせたゆったりとした優しい手技となります。
リンパ浮腫が進んで、皮膚が固くなっている場合はほぐしの手技を行います。
患者様に以下の指導をさせていただきます。
「スキンケア、日常生活での注意点」「セルフドレナージ」「セルフバンデージ」
患者様が自分でできること(正しい指導を受けてから行ってください)
「スキンケア」
リンパ浮腫を発症した皮膚はとてもデリケートです。傷を作らないことが大切です。
アカギレなど起こさないようマメにクリームを塗る習慣をつけましょう。
アウトドアは素肌が出ないよう服装に気をつけましょう。
リンパ浮腫の大敵は蜂窩織炎(ほうかしきえん)です。
「圧迫下での運動」
適度な運動はリンパ浮腫にとても効果的です。
ただし、圧迫をした状態で行わないとリンパ液の流れが正しく誘導されず、逆流を起こし逆効果となることもあります。
「セルフバンデージ」
ご自分で圧迫ができるよう指導いたします。
スクールで習うような感じでしょうか。
「一人でできる」を目指しましょう。
「セルフドレナージ」
どこのリンパ節が滞っているか、代わりにどのリンパ節に流すのかしっかり確認してから行いましょう。
力はいりません。優しく皮膚をずらすように動かしましょう。